はじめに
先日から取り組んできたmiibo活用によるFP(ファイナンシャルプランナー)向けChatbot構築ですが、なんとトライアルの1000会話クレジットをあっという間に使い切ってしまいました。そこで11月からはHobbyモードに変更し、8000会話クレジットを手に入れることに。また、ナレッジ(知識ベース)の上限が10から50に拡大されたことで、さらなる機能向上を期待しています。
しかし、ナレッジをいくら増やしても、実際に効果がどれくらいあるのかはまだ検証していない段階です。試しに20代~70代までの家計相談や相続など、多種多様なFP回答事例を取り込んでみたものの、ナレッジが無くても**AIが適当に返事をしてくれるのでは?**という疑問も。そんな状況のなか、私のChatbot構築は着々と進んでいますが――ここで思わぬ問題が発生しました。
1. Hobbyモードに移行した理由とメリット
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クレジット不足を解消
- トライアルの1000会話クレジットではすぐに足りなくなり、Hobbyモードの8000会話クレジットを導入。
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ナレッジ拡大でFP事例を多角的に
- 10→50に拡張されたことで、ファイナンシャルプランの幅広い回答例をストック可能に。
- 20代の家計相談から、70代の相続相談まで、多種類のシナリオを蓄積。
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検証はまだこれから
- ナレッジを充実させたものの、本当に回答の質が向上しているかは未知数。
Hobbyモードのメリットは、まず豊富なクレジットにより、より長期間・多くのユーザーとのやり取りが可能になる点です。ナレッジ量も増えたことで、より複雑なFPケースに対応できるポテンシャルを秘めています。
2. LLMはClaude-3.5 Sonnetを選択
miiboでは複数のLLM(大規模言語モデル)を選択できますが、今回は「Claude-3.5 Sonnet」を試してみました。
- 日本語の文章力が高い
- 回答が自然なうえ、まるで意思を持っているかのように感じるほど。
- 会話がスムーズ
- 言葉のニュアンスをよく汲み取ってくれるため、ユーザーとのコミュニケーションが円滑に。
この「人間らしさ」ゆえに、利用者に安心感を与えるのではないかと期待しています。
3. XML方式でプロンプトを作成してみた
miiboには公式のNoteがあり、それを参考にXML方式でプロンプトを組み立てる方法を知りました。詳細はdaitoku0110.netの解説も参考にしました。
このアプローチのおかげで
- 構造的にプロンプトを設計
- 情報の整合性や運用のしやすさを確保
できるようになりました。特に、複雑なFP相談においては、プロンプトの正確性が回答の精度に直結するため、XML方式の導入は大きなメリットといえるでしょう。
4. 会話は順調...と思いきや問題が発生!
ここまで順調に進み、「Hobbyモードでクレジットに余裕もあるし、ナレッジを増やしていけばさらに良質な回答が得られる!」と思っていた矢先、突然の問題が起こりました。
まとめ:次なるステップと検証課題
- Hobbyモードでクレジット不足は解消できたが、会話の品質が常に向上するわけではない
- ナレッジを増やしすぎると、逆に回答がブレるリスクもある
- Claude-3.5 Sonnetは日本語回答が秀逸だが、今回は使えない理由が発生
現時点では、FP向けChatbotがスムーズかつ正確に応答してくれる未来は十分見えています。しかし、最終的な品質を担保するためには、実際のユーザーとのやりとりを増やし、エラーや曖昧な回答を検証して対策を立てる段階が欠かせません。
今後の展望と次の記事予告
次回は、具体的にどのような問題が発生したのか、そしてその解決策や回避方法について詳しくご紹介する予定です。次は、
- LLM選択の再検討
について、より踏み込んだ考察をお届けします。miiboによるChatbot構築やFPの自動化に興味のある方は、ぜひ引き続きご注目ください。
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▼Hobbyモードで進化したmiibo、そして新たな問題発生…。次回はいよいよ解決策に迫ります!