はじめに
これまで使っていた3000文字近いプロンプトを、ChatGPT o1に「2500文字以下にしてほしい」と依頼したところ、思いがけない“削りすぎ”問題が発生しました。なんと1469文字まで圧縮されてしまい、さすがに内容がごっそり消えている印象…。そこで、少し内容を戻して再調整した結果、現在のプロンプトは1527文字になり、まだ十分余裕があるという状況です。
「プロンプト文字数の調整」と一口に言っても、思わぬ落とし穴があるのだなと痛感中。今回は、プロンプト削減の経緯や実際に起きたトラブルをご紹介します。
1. 依頼から結果まで──削減スピードに驚き
1-1. ChatGPT o1の回答時間は14秒
最初にプロンプトを渡してから、わずか14秒ほどで回答が返ってきました。高速レスポンスに驚くと同時に、**「本当に中身を考えているのかな?」**と少し疑ってしまうほど。
1-2. 文字数は見事に“クリア”したけれど…
依頼内容どおり、2500文字以下にまとめてはくれたものの、最終的には1469文字まで削減。確かに大幅にコンパクトになったのですが、これでは肝心の論旨が薄まってしまう可能性が高くなります。
2. 削りすぎへの対応:1527文字まで微調整
削った結果1400文字台になってしまったプロンプトを少し戻して補足すると、最終的に1527文字になりました。
- まだ1000文字近くの余裕があるため、もともと大事にしたかった部分を十分に入れ直せそう
- 逆にどこまで戻しても問題ないかを探る段階になってきました
プロンプトの完成度と文字数のバランスは、FP業務での計算ロジックやキャッシュフロー表の正確さを維持するうえで重要。単に“短ければいい”というわけではありません。
3. 「プロンプトを削る」とはどういうことか?
3-1. 必要情報を整理し、順序立てる作業
- キャッシュフロー表作成に必須のデータ
- ユーザーとの会話フローに必要な質問項目
- 計算ロジックや正確性を担保する指示
上記の要素を一度に詰め込みすぎると、簡単に3000文字を超えてしまうことも。削減する際は、優先度が低い説明や例示を取捨選択してコンパクトにまとめる必要があります。
3-2. 過度の削減は、回答の質や文脈を損なうリスク
- 重要なロジックや注意点まで消されてしまう
- プロンプトの前後関係が崩れ、回答が混乱する可能性
ここが、「削りすぎてはいけない」という今回の学びのポイントです。
4. まとめ:ベストなバランスを探る旅は続く
- ChatGPT o1の短縮機能は便利だが、内容がごっそり削られることもある
- 最終的には1527文字まで戻して、まだまだ余裕がある状態
- これからはキャッシュフロー表の計算ロジックなど、要点を再挿入し、最適化していく段階
プロンプト文字数がどれだけ長いか短いかではなく、いかに必要な要素をしっかり残しながらコンパクトにまとめるかが肝心です。FP業務における詳細な計算ロジックやユーザーの多様なニーズを踏まえつつ、次回はさらにブラッシュアップしていきたいと思います。
今後の展望:適切な“プロンプト削減”を模索
次のステップとして、
- 実情に合わせて、プロンプトを試行錯誤で変えていきます
予定です。大事なのは、単なる“文字数の数合わせ”ではなく、読み手とAIの双方にとって分かりやすいプロンプトを作ること。引き続き、試行錯誤のプロセスを共有していきますので、どうぞご期待ください。
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