はじめに
miiboが2月リリースに合わせ、最新のo3-mini対応を発表しました。
今回は、FP Chatbotの会話モデルをo3-miniに切り替えてテストしてみた結果をレポートします。改善点とともに、次の展開に向けた期待をお伝えします。
1. o3-mini対応の概要
miiboの新バージョンでは、従来の会話モデルから最新のo3-miniに対応することで、より自然な対話や高精度なレスポンスが期待されています。しかし、テスト段階ではいくつかの課題も見受けられました。
2. テスト結果:レスポンス速度とFunction Callの課題
2-1. レスポンス速度の現状
- 現在のところ、FP Chatbotの会話モデルをo3-miniに切り替えた結果、
- 数秒から数十秒の応答待ちが発生するケースがある
- ユーザー体験としては、「待たされる時間が長い」という印象を受けやすく、改善の余地があると感じました。
2-2. Function Callが発火しない問題
- キャッシュフロー表の作成自体はできるものの、
- Function Callが発火せず、メール送信が行われない状況が確認されました
- これにより、ユーザーがキャッシュフロー表を受け取れず、システムとしては「惜しいなあ」という印象です。
3. 改善に向けた今後の展望
今回のテスト結果を踏まえ、言語モデルは、ChatGPT 4oのままとします。
ChatGPTのポイントが変わった時点で、改善を進めたいと考えています。
- レスポンス速度の向上
- モデルの最適化やサーバー環境の改善を通じて、待ち時間の短縮を図る
- Function Callの対応
- キャッシュフロー表が生成された際に、確実にメール送信などの後続処理が実行されるよう、システム全体のトリガー設定や連携部分の見直しを進める
今後、これらの課題が解決されれば、よりスムーズなユーザー体験と、FP Chatbotとしての実用性が格段に向上することでしょう。
まとめ
miiboのo3-mini対応は、FP Chatbotの可能性をさらに広げる大きな一歩です。しかし、今は機能が足りず、採用に至りませんでした。
- レスポンスの遅延やFunction Callの未発火といった課題
- システムの改善次第では、ユーザーにとって非常に価値のあるツールとなる可能性を秘めています。
これからも、ユーザーの皆さまにより良い体験を提供するため、改善と機能向上に取り組んでまいります。次回のアップデートにご期待ください!
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