2024年4月24日
昨夏、父が亡くなり一人暮らしをしている母のところに帰省した。実家までは、家から8時間はかかる田舎町。実家にはネット環境も無く、情報源は新聞とテレビとラジオ。あー、昔はこんな生活だったよな、と改めて。
弟も来ていて、法事の打ち合わせ。私は、今更、法事でも無いだろうと思うのだけど、かなり非常識な考えらしい。この辺は価値観よねえ。
弟と世間話をしていると、お金に困っているような事を言っていた。働いているのにねえ、と思って、「ライフプラン表を作ったことある?」と聞いてみたが、全く響かない様子。もう、そんなに働ける期間も長くないのに、心配にならないのかな?私は50代前半で作って、とても役に立ったなあ。
せっかくなので、FP3級(常識問題ばかりの試験ですが)の私が弟のライフプラン表を作ってみました。
人のライフプラン表を作るのは初めてですが、なかなか興味深いです。弟は貯蓄が少ないようなので、70歳まで働ける会社に転職(再就職)したのですが、収入は少ないとの事。作成したライフプラン表では、64歳までは収支がマイナスで、65歳から70歳まではプラス、71歳以降はほぼ均衡になりました。
年間収支がマイナスって事は、何かしらの対策が必要。考えられるのは、
- マイナスの分を借りる(消費者金融?)
- 収入を増やすために、配偶者も働く
- 支出を減らすために、生活レベルを落とす
- 年金を繰り上げる(収入を増やすになります)
弟は、配偶者の働き、年金繰り上げは考えていないようでしたが、意外と良いのではないかとライフプラン表を作っていて思いました。64歳までに生活のためにお金を借りるのであれば、あり得る選択だと思いますけどねえ。繰上げることによる年金の減額は、65~69歳の収入とそれまでの支出削減で対応できそうです。
まあ、そこまで人の懐具合を聞いたわけではないので、想像ですが。